CD-ROMフォーマットは、特に大容量のソフトウェアやマルチ メディアゲーム、マルチメディアプレゼンテーションの供給に ポピュラーなメディアです。小売店で購入できるソフトウェアの ほとんどはCD-ROMの形態になっています。このセクションでは、 Red Hat Linux上でのCD-ROMの使用方法を説明します。
デフォルト設定で CDは自動的にマウントされ、CDの内容を 見れるようにファイルマネージャが開きます。 図4-4は Nautilusファイルマネージャ内でCD-ROMの内容を 表示しています。
CDのデスクトップアイコン も出現しますので、それを使ってCD-ROMを マウント解除して取り出すこともできます。アイコンを右クリック すると、すべての利用可能な選択肢が出てきます。例えば、CD-ROMを マウント解除して取り出すには、メニューから イジェクトを選択します。
シェルプロンプトから手動でCD-ROMのマウントとマウント 解除をすることもできます。CD-ROM ドライブにCDを挿入して、 シェルプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。
mount /mnt/cdrom |
CD-ROM は、これでマウントされてファイルマネージャで 使用可能になります。デスクトップのホームアイコンをクリックして 場所バーに/mnt/cdromと入力すると CD-ROMにアクセスできます。
CDで作業した後は、CD-ROMドライブから取り出す前に マウント解除をする必要があります。CD-ROMを使用していた アプリケーションやファイルをすべて閉じて、シェルプロンプト で次のように入力します。
umount /mnt/cdrom |
これで安全にCD-ROMドライブのイジェクトボタンを押して、 CDを取り出すことができます。