Red Hat Linux 7.1: The オフィシャル Red Hat Linux リファレンスガイド | ||
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Netscape Roaming Accessを含むいくつかのNetscapeアプリケーションはLDAPに対応しています。SendmailはLDAPによりアドレスを検索することができます。ユーザーの組織は、LDAPを組織全体をディレクトリとし、ネームサービスとして使用することができます(NISやフラットファイルの代わりになります)。パーソナルLDAPサーバーにより、ユーザー自身の電子メールアドレスブックを管理することまで可能です(the section called 詳細情報を参照)。
LDAPはオープンでユーザーによる設定が可能なプロトコルであるため、特定の組織構造に関連するほとんどすべての情報を保存するために使用することができます。
LDAPの情報の表示や変更を非常に簡単に実行できるLDAPクライアントアプリケーションがいくつかあります。
LDAP Browser/Editor—異なるプラットフォーム間での開発を容易にするために100%Javaで書かれたユーザーフレンドリなツール。http://www.iit.edu/~gawojar/ldapで入手可能。
GQ—GTKベースのLDAPクライアント。Red Hat Linux 7.1のディストリビューションまたはhttp://biot.com/gqで入手可能。
kldap—KDEプロジェクト用のLDAPクライアント。http://www.mountpoint.ch/oliver/kldapで入手可能。
LDAPはpam_ldapモジュール経由の認証サービスとして使用できます。LDAPは一般的に中央認証サーバーとして使用されるため、ユーザーはコンソールログイン、POPサーバー、IMAPサーバー、Sambaを使用するネットワークに接続されたマシン、さらにはWindows NT/2000マシンをもカバーする統一されたログインを利用することができます。これらのログイン環境すべてが、LDAPを使用することでユーザーIDとパスワードの同一の組み合わせに依存することができ、管理が非常に簡単になります。pam_ldapモジュールは、nss_ldapパッケージで提供されます。