CCVS の起動

 特定のアプリケーションに対して CCVSを実行するためには、その設定を作成したユーザーアカウントとしてログインする必要があります。 ccvsユーザーをこの目的で使用していて、システムに別のユーザーとしてログインしている場合は、 succvs と入力して、正しいユーザーに切り替えます。

CCVS  プログラムを実行するために設定されているユーザーでログインすると、各店舗口座ごとに Ccvsdデーモンを開始しなければなりません。 さらに、 cvuploadプログラムを定期的に実行する必要があります。 cronを使って毎日 cvuploadを実行することで、このタスクを実行できます。自動処理についての情報は、 cronのmanページを参照してください。

Ccvsdデーモン

 CCVS を起動するためには、 ccvsd デーモンを実行しなければなりません。 ccvsdデーモンは実際に電話をかけて取り引きを実行します。 ccvsdコマンドの後ろには、口座を設定したときに指定した口座の名前を指定しなければなりません。

 たとえば、設定プログラムの説明で使用した楽譜販売店に関する取引を開始したい場合、かつソフトウェアをデフォルトの場所である /usr/sbin にインストールしてある場合は、以下のコマンドを入力して ccvsd を起動します。

/usr/sbin/ccvsd music

 店舗口座を追加する際には、その口座に関する取引を処理したいのであれば、その口座に対応する ccvsd を起動する必要があります。

 ccvsd の詳細については、 ccvsdのmanページを参照してください。

cvuploadコマンド

 ある種の取引(認証など)は、クレジットカードが提出されたときに発生します。 その他の取引(販売や返品など)は、即座には処理されずにためておかれます。 そのような取引は、まとめてグループとして処理されます。

 CCVScvupload プログラムを使用することによって、このようなバッチ処理を行います。 cvuploadを(少なくとも)1日ごとの cronジョブとして呼び出し、ユーザーが介入しなくても毎日自動的に cvupload が実行されるようにすることをお勧めします。

 たとえば、楽譜販売店について定期的な処理を実行するためには、以下のようなコマンドを実行します。

/usr/sbin/cvupload music

 cvupload の詳細については、 cvupload のmanページを参照してください。