8.1. 文書公開のまえに

将来の無数の読者に文書を公開するまえに、やるべきことがいくつかあります。

第一に、必ずスペルチェックをすることです。SGML を書くのに使われる ユーティリティには、たいていスペルチェック用のプラグインが付いています。 付いていない場合でも、aspell があります。

第二に、他の人に査読してもらい、コメントをもらったり、事実に間違いが ないか確認してもらってください。LDP が出す文書は、無数の Linux ユーザが 読むことになるので、事実の誤りは極力減らす必要があります。執筆対象に関して 大勢の人が参加するメーリングリストに登録しているなら、そこで他の人に 尋ねて、助けてもらいましょう。

第三に、作成した文書を公開するウェブサイトを作ってください。これは必須 ではありませんが、その文書がどこで作成されたのかを知る手がかりになります。

8.1.1. SGML コードの妥当性検査

jade や実際の nsgmls コマンドを使って、作成した .sgml コードが DTD に照らして妥当かどうか検査し、エラーのないことを確かめることができます。

bash$ nsgmls -s HOWTO-HOWTO.sgml

これで問題がなければ、何事もなくコマンドプロンプトが返ってきます。