はじめに

このヘルプについて

 BeなLifeをダウンロードしていただき、有り難うございます。
 このヘルプは、W3C HTML4.0で記述されていますので、これに対応したブラウザでご覧下さい。配色及びレイアウトにはCSSを利用しているので、CSS対応のブラウザでご覧になると表示がきれいになります。文字コードはシフトJISです。表示確認は Windows98 + NetscapeNavigator4.05 及び eOS R4 Intel + NetPositive で行っております。
 説明しなくても分かるような事柄は記述しないことがあります。あらかじめご了承下さい。

概要

 一昔前に大流行したというライフゲームです。
 フィールド上の各生命体は、隣接する生命体との相互関係によって、次の世代まで生き残るか、死ぬか、はたまた新しく生まれるかが決まります。はじめにいくつか生命体を配置し、時の移り変わりによって生命体の存在位置がどのように移り変わっていくかを見て楽しむシミュレーションゲームです。上手く生命体を配置すれば永久に死滅しないようにすることもできます。

インストールとアンインストール

アーカイブの内容

 アーカイブには、以下のファイルが含まれています。


BeNaLife.exe  …… BeなLife本体
*.llm         …… ローカライズファイル
*.blf         …… フィールドデータのサンプル
BeNaLife.htm  …… ヘルプファイル本体
iBeNaLife.htm ……       〃      目次
_BeNaLife.htm ……       〃      内容
SHIHelp.css   ……       〃      スタイルシート
*.gif         ……       〃      画像
*.cpp         …… ソースコード
*.h           …… ソースコード(ヘッダーファイル)
*.txt         …… テキスト文書

インストール

メモ 旧バージョンのBeなLifeがインストールされている場合は、まず最初に旧バージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンのBeなLifeをインストールすることをお薦めします。

1.適当な名前のフォルダを作成します。
2.作成したフォルダに、アーカイブに含まれているファイルを全てコピーします。以上でインストール完了です。

アンインストール

1.BeなLifeをインストールしたフォルダを、フォルダごと削除します。それだけ。

遊び方

ルール

 理想的には無限の大きさを持つフィールド上の各ブロックには、生命体が存在する、存在しないの2つの状態があり、世代が進むごとにどちらかの状態をとります。
 あるブロックが次の世代にどちらの状態になるかは、そのブロックの周り8ブロックにいくつの生命体が存在しているかによります。周りの生命体が1以下の場合、そのブロックに生命体が存在していたとしても過疎のために死にます。2の場合、そのブロックは現在の状態を維持します。3の場合、そのブロックに生命体が存在しなかったとしても新たに生命体が生まれます。4以上の場合、そのブロックに生命体が存在していたとしても過密のために死にます。これを、全てのブロックに対して同時に適用します。
 まとめると、周りに存在する生命体の数が2なら現状維持、3なら誕生、それ以外なら死亡ということになります。
 例を挙げてみましょう。次の図を見て下さい。

 B−3では、周りの生命体数が1ですから、次の世代では死亡します。C−3では2ですので、現状を維持して次の世代でも生き残ります。C−2では3ですから、次の世代に新たに誕生します。結果として、次の世代では下の図のようになります。

 なお、BeなLifeではフィールドの広さを無限にすることはできませんが、フィールドの上下左右はつながっているものとします。

やってみよう

画面写真  では、実際にBeなLifeで遊んでみましょう。
 まず、フィールド上に生命体を配置します。フィールドをクリックすれば、そこに生命体が配置されます。もう1度クリックすると生命体が取り除かれます。
 配置し終わったら「開始」ボタンを押します。すると、世代が次々と進み、生命体の位置がどんどん移り変わっていきます。「停止」ボタンを押すと止まります。「ステップ」ボタンを押すと1世代だけ進みます。「一括」ボタンを押すと、その下の数値入力欄に入力された数値だけ世代が進みます。
 [ファイル]メニューを利用すると、現在のフィールドの状態を保存したり、保存したものを読み込んだりできます。アーカイブに同梱されているフィールドデータファイル(拡張子が.blfのファイル)を読み込んでみるのもいいかもしれません。
 永久に生命体が死滅しない配置や、予想もつかない動きを見せる配置などを探してみると面白いでしょう。

環境設定

 [ツール|環境設定]メニューについて説明します。

フィールドサイズ

 フィールドの大きさを指定します。横、縦共に最小値は2ブロック、最大値は9999ブロックです。

ブロックサイズ

 1つのブロックの大きさを指定します。横、縦共に最小値は1ピクセル、最大値は999ピクセルです。

 各部の色を指定します。カラーコントロールで色を選択すると、右下に選択した色が表示されます。気に入った色ができたらボタンを押して下さい。「パネル」ボタンで操作パネルの色、「生命体」ボタンで生命体の色、「非生命体」ボタンで生命体が存在しない場所の色を指定できます。

世代交代の間隔

 「開始」ボタンを押したとき、どのくらいの時間間隔で世代交代をするかを指定します。最小値は50ミリ秒、最大値は99999ミリ秒です。

言語

 表示に使用する言語を指定します。日本語と英語が選べます。この設定はBeなLife再起動後に有効になりますので、言語を変更した場合はBeなLifeを再起動して下さい。

ローカライズについて

 BeなLifeは多言語に対応しており、各言語でのメッセージは *.llm というテキストファイルに保存されています。標準では日本語と英語が使用できますが、その他の言語を使用したい場合は、*.llm ファイルを書き換えて下さい。プログラムを変更する必要はありません。
 具体的なやり方は次の通り。
1.BeNaLifeJp.llm を開き、記述されている日本語メッセージを希望の言語に翻訳します。翻訳するときに llm ファイルの総行数が変わらないようにして下さい。ただし、改行のみの行や行頭が "//" の行は、行として扱われないのでいくつあっても構いません。翻訳し終わったら上書き保存します。
2.BeなLifeを起動し、もし翻訳した言語が使用されていないなら、[Tool|Preference]の「Language」で「Japanese」を選択します。
3.BeなLifeを再起動すれば翻訳した言語で表示されるようになります。

困った時は

問題解決の手順

1.ヘルプをよく読みます。特に、Q&Aトラブルシューティングの所は念入りに読みます。そして、ヘルプに書かれていることを元にして問題を解決します。
2.SHINTAのホームページ『翔星ワールド』内の「サポートセンター」を訪れ、そこの情報を元にして問題を解決します。
3.翔星ワールド』内の「ソフトスタンド」からBeなLifeの最新版をダウンロードし、最新版を使ってみます。
4.もしそれでも解決しなかったら、最終手段として、連絡先にメールを出します。その際は、BeなLifeのバージョンと、問題の発生状況などを詳しく分かりやすく書いて下さい。そして、サポートセンターの情報の更新や、BeなLifeのバージョンアップを待ちます。但し、連絡先などの所にも書いてあるとおり、回答には時間がかかることがあります。

Q&A

 現在の所、Q&Aに登録されている質問はありません。

トラブルシューティング

 現在の所、トラブルシューティングに登録されている事例はありません。

その他

著作権など

 このソフトウェア(BeなLife)はオープンウェアです。
 このソフトウェア(付属物を含む、以降同)の著作権は、第3者に提供された部分を除き、作者である私SHINTAに帰属します。これらは著作権法上の保護を受けています。
 私はバージョンアップ、サポート、バグ修正の義務を負わないこととします。
 このソフトウェアを使用したことによる結果及びその影響について、私はいかなる責任も負いません。全て各自の責任で使用して下さい。
 このソフトウェアは自由に改変して構いませんが、オリジナルの著作権表示は残して下さい。
 このソフトウェアの一部または全部を、SHINTAから承諾を得ずに販売等することを禁じます。
 その他、明記されていないことについてはSHINTAの意向が優先されます。
 このソフトウェアは以下のことを守って頂ければ自由に転載・配布して構いません。

・オリジナルを再配布する場合は、アーカイブの内容を変えないで下さい。解凍〜再圧縮したものも不可とします。改変した物の場合は、改変したことを明記して下さい。
・金銭その他の物品の授受を行わないで下さい。但し、ディスク代等の実費またはそれに相当する物品はこの限りではありません。
・非商用利用の場合は、事後で構いませんので私にご一報下さい。
・商用利用の場合は、商用利用についてに従って下さい。
・バージョンアップ等があった場合、転載者はなるべく最新版の再配布を行って下さい。

商用利用について

 このソフトウェアを商用で利用する時は、著作権などに記述されていることの他に、以下のことを守って下さい。
・商用BBSでの配布は、非商用利用と同等の扱いをします。
・雑誌や書籍、CD-ROM等に掲載・添付する場合は、掲載誌をお送り下さい。その場合、許可は不要です。その他に何か気持ち程度のもの(図書券でも菓子折りでも構いません)を頂けると幸いです。それ以外の場合は事前に私に許可を求めて下さい。なお、原稿が必要な場合はその旨を伝えて下さい。
・店頭デモは自由に行って構いません。許可は不要です。但し、このソフトウェアを添付しての販売は禁止します。
・その他の場合は、別途条件を考えますので事前に私にお問い合わせ下さい。

データベース

種 類 別オープンウェア
名  称シミュレーションゲーム
品  名BeなLife
バージョンVer 1.9
動作環境BeOS R4 for Intel
作  者SHINTA
作者Eメールk-shinta@mvb.biglobe.ne.jp
作者ホームページhttp://www.geocities.com/SiliconValley/Station/8180/Trans.htm (自動転送ページ)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shinta/ (メインページ)

動作確認環境

 BeなLifeの動作確認は、以下の環境で行っております。

パソコン本体GP6-400 (Gateway)
C P UIntel PentiumII 400MHz
メ モ リ128MB
H D D10GB
CD-ROM最大32倍速
O  SBeOS R4 for Intel

改訂履歴

 BeNaLifeApp.cpp に書いてあります。

連絡先など

 このソフトウェアに関する情報や、このソフトウェアの最新版はSHINTAのホームページ『翔星ワールド』にあります。是非ご利用下さい。
 ご意見、ご感想(このソフトウェアの良い点や悪い点等)、ご要望、ご質問、アドバイス、バグレポート等がございましたら、メールを下さい。その際は、このソフトウェア及びOSの名前とバージョンを書いて下さるようお願いします。また、サポートできるのは最新版のみです(旧バージョンは最新版のコンパイル時に消えて無くなってしまうので)。但し旧バージョンでも、SHINTAの記憶に残っている部分や最新版と仕様が同じ部分についてはこの限りではありません。
 メールアドレスはk-shinta@mvb.biglobe.ne.jpです。いただいたご意見等は、なるべく今後の参考にしていきます。質問をいただいた場合には、次のいずれかの対応をしたいと考えています。

 ・翔星ワールド内のサポートセンターで回答を公開
 ・バージョンアップの時にヘルプ上で回答
 ・直接メールで回答

 メールがたくさん届いてしまった時などは、回答までに時間がかかるかもしれませんがご了承下さい。
 なお、メールを送る時は以下のことをお願いします。

・text/plain形式でお願いします。HTML形式等では読めません。
・いきなりバイナリを送るのはご遠慮下さい。前もってSHINTAに打診して下さるようお願いします。
・返信アドレスは正確にお願いします。返信できない時は困ってしまいます。

雑談

 eOS用のアプリケーションとしては初めてのもの(学校の宿題を除く)なので、勝手が分からずにとても苦労しました。ボタンを貼り付けたのにイベントをもらわないよ〜とか、なんでファイルを名前で扱わないんだよぉとか、モーダルダイアログが上手く動かないとか、もう分からないことだらけ。何度BeBookを見たことでしょう。
 しかし、それでもWindowsに比べれば随分楽でした。現在はC++Builderという素晴らしいソフトウェアがあるのでWindowsプログラミングはとても楽ですが、C++Builder登場前はどれほど苦労したことか。やってもやってもちっとも進まないのですから。eOSだとC++Builderのようなソフトウェアが無くても一応このようにソフトウェアが作れましたからね。やはりAPIが洗練されているおかげでしょう。それに、感覚的にC++Builderに近かったのも助けになりました。
 今回はオープンソースにしました。初歩的なアプリケーションを作る際の参考程度にはなるのではないでしょうか。eOS用のアプリケーションはまだまだ少ないですから、これを参考にしてもしなくても、とにかく皆さんがたくさんアプリケーションを作って下さることを期待しています。
 まだまだ私はeOSアプリケーションの作り方に関して分からないことがたくさんあります。BeなLifeのソースコードを見て、「ここはなおした方がいいんじゃないか」とか「eOSアプリケーションの流儀ってのはこういうもんだぜ」とかありましたら、些細なことでもいいのでアドバイスを頂けるととても嬉しいです。

作品紹介

 いずれもSHINTAのホームページ『翔星ワールド』で入手できます。

Windows用ソフトウェア

ちょちょいとインストール

 アプリケーションのインストールを簡単に行うためのソフトウェアです。もちろんアンインストールもできます。
 最大の特長は、アプリケーションの移動(アプリケーションをインストールしたあとでインストール先のフォルダを変える)ができることです。ただファイルをコピーするだけでなく、スタートメニューや関連づけの設定もきちんと更新します。

ちょちょいとグランミックス

 ファイルの暗号化及び解凍(復号)を行うソフトウェアです。
 暗号というとどうしても「面倒くさい」というイメージがつきまといますが、ちょちょいとグランミックスは極力面倒くささを排除するように設計されています。暗号化と解凍はファイルをドラッグ&ドロップするだけ。また、暗号化したファイルをダブルクリックすれば、パスワード入力後に解凍され、適切なアプリケーションによって開かれます。ファイルを使い終われば自動的に再暗号化されます。暗号化されていないファイルを使う場合と比べて増える手間は、パスワードを入力するわずかな手間だけです。

ちょちょいとメモリモニター

 パソコンに搭載されている全メモリの量と、空きメモリの量を表示するソフトウェアです。仮想メモリ(スワップファイル)の情報も表示することができます。
 空きメモリの量はしばしば変化しますが、「更新」ボタンを押せばいつでも最新の情報を得られます。また、更新した時は前回の値との比較が表示されるので、例えば、ソフトを起動する前と後で情報を更新すれば、そのソフトウェアが占有するメモリの量が分かります。定期的に情報を更新することもできます。

ホントの暇つぶし

 タイトルが示すとおり、暇をつぶすためのソフトです。ジャンケンゲーム、数当てゲーム、素数探索の3つが出来ます。
 暇で暇でしょうがない、という時に使って下さい。猫の手も借りたいほど忙しいという時は、決して使ってはいけません。

BeOS用ソフトウェア

BeなLife

 一昔前に大流行したというライフゲームをBeOS用にしたものです。
 フィールド上の各生命体は、隣接する生命体との相互関係によって、次の世代まで生き残るか、死ぬか、はたまた新しく生まれるかが決まります。はじめにいくつか生命体を配置し、時の移り変わりによって生命体の存在位置がどのように移り変わっていくかを見て楽しむシミュレーションゲームです。

N88BASIC用ソフトウェア

WREC

 強制横スクロール型シューティングゲームです。
 WRECとはWorld Recycling Execution Committee(世界リサイクル実行委員会)の略称。散らかるゴミを拾ってリサイクルし、もったいないおばけをやっつけてエコロジーライフを応援せよ! 3面は迷路になっているので難しいぞ。

お手軽ローダー

 簡単な操作で素早くプログラムを起動できるローダーです。
 ファイルの高速ソート、ファイルの種類の自動判別、コメントの登録、ファイルの非表示(隠し属性)など、様々な機能を備えています。

その他のDLL

 色々なサブルーチンの集合体です。DLL(Dynamic Link Library)形式になっているので様々な プログラムから利用できます。
 N88BASIC(Disk版)用のアプリケーションに付属しているので、通常はこれをダウンロードする必要はありません。
 プログラム開発者向けのドキュメントが同梱されています。

爆砲大戦

 対戦型の戦車ゲームです。
 2種類のミサイルをうまく使い分け、地震や隆起といったイベントを味方にして相手を叩きつぶせ!

ファイルウォッチャー

 アスキーファイルの内容を見るためのソフトウェアです。1画面に入りきらない場合はスクロールさせて見ることが出来ます。内容をプリンターで印刷することもできます。
 行番号がついていないファイルをロードすることができないBASICでも、これがあれば大丈夫です。

C++Builder用コンポーネント

エクスプローラビューLite

 エクスプローラの左側のように、フォルダをツリー表示するコンポーネントです。
 機能及び外観はとてもシンプルで、必要最低限の機能のみしか提供しません。そのかわりコンポーネントのサイズは小さくなっているので、アプリケーションのサイズを少しでも小さくしたい場合はお薦めです。

コピーラベル

 ラベルの一種です。表示されている文字をユーザーが選択して、クリップボードにコピーすることができます。ちょうどWindowsのヘルプのような感じです。
 例えば、ファイルのフルパスを表示する部分にこのラベルを使用すれば、ユーザーがメモ帳でそのファイルを開きたいと思った時などに、フルパスを手動で入力せずにコピー&ペーストで入力できるので便利になると思います。

ストロークバー

 マウスでバーの上をなでるだけで数値選択(入力)ができます。ドラッグなどの面倒な操作は一切必要ありません。ただマウスを動かして、適当なところでクリックするだけです。右クリックでキャンセルできます。
 大ざっぱに素早く数値を決定したいときに便利です。

ファイルセレクト

 ファイルを選択するためのダイアログです。
 フォルダの選択をエクスプローラ風に行えるので、目的のフォルダに素早くたどり着けます。また、ワイルドカード(ファイルの種類)は、プログラム側で設定したものの他にもユーザーが自由に指定できるので、フォルダの中にたくさんのファイルがある場合でも効率的にファイルを絞り込めます。