8.11. インストール後のスクリプト

図 8-16. インストール後のスクリプト

インストール完了後にシステムで実行されるコマンドも追加 できます。キックスタートファイルに適切なネットワーク設定が されていれば、ネットワークは有効になり、スクリプトは ネットワーク上でリソースにアクセスするためのコマンドを 含むことができます。キックスタートファイルに含める インストール後のスクリプトをテキストエリアに入力します。

注意用心
 

%postコマンドは入力しないでください。このコマンドは自動的に追加されます。

たとえば、新たにインストールされたシステムの本日の メッセージを変更するには、次のコマンドを%post セクションに追加します。

echo "Hackers will be punished!" > /etc/motd

ティップヒント
 

他に多くの例を 項7.7.1で見ることが できます。

8.11.1. chroot環境

インストールス後のクリプトをchroot環境外で実行するには、 インストール後のスクリプトウィンドウの 先頭に表示されるこのオプションのチェックボタンをクリック します。これは、%postセクションで --nochrootオプションを使用するのと 同じです。

chroot環境外で インストール後のセクション内に新しく インストールしたファイルシステムを変更したい場合は、 ディレクトリ名に/mnt/sysimageを 追加する必要があります。

たとえば、chroot環境の外で実行 を選択する、前述の例は次のように変更する必要があります。

echo "Hackers will be punished!" > /mnt/sysimage/etc/motd

8.11.2. インタープリタの使用

スクリプトを実行するのに使用するスクリプト言語を指定する には、インタプリタを使うオプション を選択して、横にあるテキストボックスにインタプリタを入力 します。例えば、/usr/bin/python2.2は Pythonスクリプト用に指定できます。このオプションは、 キックスタートファイル内で%pre --interpreter /usr/bin/python2.2を使用 するのに該当します。