別のマシン上で FTP, HTTP, あるいは NFSを設定します。 このサーバは、本ドキュメントの中でRPMSERVERと 呼称されます。
このサーバがRedHatディレクトリを含む ディレクトリをエクスポートするように設定して、これが機能しているか どうか確認します。(重要な注意点: 次の例で指定 しているディレクトリは /the/directory/containing/RedHat を参照します。これは、RedHat ディストリビューションディレクトリを含まない、 それまでのディレクトリであるとの意味です。例えば、ホストマシン上の /mnt/cdromにRed Hat Linux 7.1 cdをマウントしてある 場合、/the/directory/containing/RedHat ディレクトリは、/mnt/cdromであることになります。 これはNFS, FTP, 及び HTTPのインストールに共通して言えることです。)
NFS経由のインストール
注意 | |
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このドキュメントの印刷時点では、 IBM 64ビットzSeriesカーネルを使用したNFSインストールは非常に不安定でした。 その為、HTTP 又は FTPインストールが推薦されます。 |
次の行を追加して/etc/exportsを設定します:
/the/directory/containing/RedHat Your.S390.IP.Address(rw,no_root_squash) |
注意 | |
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上記は読みやすくする為に2行に分けてあります。 |
このNFSサーバに接続する予定のS/390仮想マシンのIPアドレスを指定することに注意して下さい。
別の方法として(幾つかのNFSシステムで)以下のようにも指定できます:
/the/directory/containing/RedHat *(rw,no_root_squash) |
これにより、誰でもRedHatインストールシステムを マウントできるようになります。
NFSデーモンを再起動(Red Hat Linuxマシンでは、/sbin/service nfs restartを使用) して、強制的にNFSに/etc/exportsファイルをロードし直しさせます。
エキスポートされたディレクトリをテンポラリディレクトリにマウント をして、この例の様にして内容を表示してみます:
mkdir /mnt/mytemp
mount -o rw,rsize=8192 -t nfs /whatever/s390-root /mnt/mytemp
cd /mnt/mytemp
ls — これが、/mnt/mytempの 内容を表示してくれます。RedHatディレクトリが見当たらない 場合は、間違ったパスがマウントされたか、あるいはエキスポートされています。
umount /mnt/mytemp
FTP経由のインストール
S/390からのインターネットアクセスが全くない場合、ローカルネットワーク内の マシン1つを無記名FTPサーバに設定することが出来ます。ファイアウォールの制限と 衝突しないように注意してください。
HTTP経由のインストール
別の手段として、インターナル HTTPサーバを設定することが出来ます。
注意 | |
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インストールプログラムを起動するとき、モジュールミスマッチに関する幾つかの 警告メッセージが出るかもしれませんが、無視できるものです。この警告は、IBM 提供のクローズドソース、バイナリ専用のネットワークドライバーをロードする Red Hat Linux カーネルに起因するものです。さらには、バイナリ専用ドライバーを使用 している場合、チャンネルデバイスレイヤーから発生する1種のエラーメッセージが 出る可能性があります。これは、chandev_exec_start_script failedの様な表現を持ち、無視できるものです。 |