Red Hat Linux 7.1: オフィシャル Red Hat Linux pSeries インストールガイド | ||
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インストール中に自動パーティション設定画面が 表示されない場合は、多分、Red Hat Linuxをインストールするための十分な空き容量が ないことが原因と考えられます。
手動でパーティション設定をしたくない場合は、ここでインストールを 終了する必要があります。(フロッピィディスク又はCDROMをそのドライブ から取り出して、システムを再起動します)。 それからインストール の為の空き領域を再構成します。
空き領域を増設する為の最適な方法は、DOSベースのfips ユーティリティです。その詳細は オフィシャル Red Hat Linux 参照ガイドの中にある ディスクパーティションの概要で確認して下さい。
パーティション(例えばroot(/)パーティション)の 作成中に 問題がある場合は、そのパーティションのタイプをLinux Nativeに 選択しているか どうか確認してください。
swapと/(root)のパーティションを 作成した後に残った領域をrootとして使う選択をした時、それでもハードディスク ドライブに領域が残る場合があります。
ハードディスクが1024シリンダーを越えるサイズの場合、そのハードディスクの 残りの領域すべてを /(root)として使用するには、 /bootパーティションを作る必要があります。
Disk Druidを使用してパーティションを作成している時、 次の画面へ移動できない場合は、たぶんDisk Druidの 依存関係を満たすために必要なパーティションがすべて作成されていないことが考えられます。
最低必要条件として次のパーティションが作成される必要があります:
Linux native タイプの<PReP Boot>パーティション
Linux native タイプの/ (root) パーティション
Linux swap タイプの <swap> パーティション
ヒント | |
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パーティションタイプをLinux swapとして定義する場合は、Disk Druid が 自動的にマウントポイントを割り当てますので、自分でマウントポイントを割り当てる必要はありません。 |
Red Hat Linuxのインストール、又はアップグレードの途中で インストールプログラム (Anacondaとして知られています)が Pythonあるいは tracebackのエラーで失敗することがあります。このエラーは個別のパッケージ を 選択した後や、/tmpのアップグレードログを保存しようと する時に 発生することがあります。このエラーは次のようなものです:
Traceback (innermost last): File "/var/tmp/anaconda-7.1//usr/lib/anaconda/iw/progress_gui.py", line 20, in run rc = self.todo.doInstall () File "/var/tmp/anaconda-7.1//usr/lib/anaconda/todo.py", line 1468, in doInstall self.fstab.savePartitions () File "fstab.py", line 221, in savePartitions sys.exit(0) SystemExit: 0 Local variables in innermost frame: self: <fstab.GuiFstab instance at 8446fe0> sys: <module 'sys' (built-in)> ToDo object: (itodo ToDo p1 (dp2 S'method' p3 (iimage CdromInstallMethod p4 (dp5 S'progressWindow' p6 <failed> |
このエラーは/tmpへのリンクが他の場所へのシンボリックリンクで あったり、 またはそれらのリンクが作成以来、変更されていたりするシステムで発生します。 これらの シンボリックまたは変更されたリンクはインストールプロセスでは無効になっていますので インストールプログラムが情報を書き込みできずに失敗してしまいます。
このようなエラーの経験をされた場合はまず、Anaconda用の 入手可能なerrataをダウンロードしてください。Errataは以下のサイトで御覧下さい。 http://www.redhat.com/support/errata
またこの問題に関したバグレポートも検索出来ます。Red Hatのバグ追跡システムを検索 するには以下のサイトを御覧下さい。 http://bugzilla.redhat.com/bugzilla.
最後に、それでもこのエラーに関する問題が残るような場合は 製品を登録して、 私供の サポートチームに連絡してください。製品を登録するには以下のサイトへ アクセスします : http://www.redhat.com/apps/activate.