Updated "2004/06/01" |
Sun[tm] Studio 9: X-Designer Readme |
目次
A. はじめに
このドキュメントには、X-Designer に関する最新情報が記載されています。このドキュメントでは、このリリースでのソフトウェアの修正点を説明し、既知の問題、制限、および非互換性の一覧を示します。
製品ドキュメント
- リリースノート (Solaris プラットフォーム) : http://docs.sun.com から入手可能です。リリースノートの情報は、すべての README ファイルの情報を更新および補足します。
- リリースノート (Linux プラットフォーム) : http://docs.sun.com から入手可能です。リリースノートの情報は、すべての README ファイルの情報を更新および補足します。
- Sun Studio 9 のドキュメント :/installation_directory/docs/ja/index.html からは、製品のマニュアルページ、README の HTML バージョン、およびマニュアルにアクセスできます。Solaris でのデフォルトの installation_directory は /opt/SUNWspro です。Linux でのデフォルトの installation_directory は /opt/sun/sunstudio9 です。
- IDE のドキュメント : IDE の「ヘルプ」メニューからは、Sun Studio 9 IDE のすべてのコンポーネントに関するオンラインヘルプにアクセスできます。
- 開発者向けリソースのポータル : 技術資料、サンプルコード、ドキュメント、ナレッジベースについては、開発者向けポータルの http://developers.sun.com/prodtech/cc を参照してください。
注 -
Sun Studio 9 がデフォルトの /opt ディレクトリにインストールされていない場合は、ご使用のシステムにおける同等のパスをシステム管理者に問い合わせてください。
B. Sun Studio 9: X-Designer について
X-Designer は、最小限の労力で堅牢な Motif ベースおよび Java[tm] のグラフィカルユーザーインタフェースを作成するための、対話型ツールです。X-Designer は、Sun Studio 統合開発環境の 1 つのコンポーネントです。
X-Designer は、Solaris(TM) (SPARC プラットフォーム) オペレーティングシステムが動作する SPARC(TM) プロセッサ、および Solaris (x86 プラットフォーム) オペレーティングシステム、または Linux オペレーティングシステムが動作する Intel(R) プロセッサで動作します。X-Designer には、次のいずれかの構成が必要です。
- Solaris 8 オペレーティングシステムおよび Motif runtime
- Solaris 9 オペレーティングシステムおよび Motif runtime
- Solaris 10 オペレーティングシステムおよび Motif runtime
- Sun Java Desktop System 2003 および OpenMotif 2.1.31
- SuSE Linux Enterprise Server 8 および OpenMotif 2.1.31
- RedHat Enterprise Linux 3 および OpenMotif 2.1.31
OpenMotif 2.1.31 は、コンポーネントとして Sun Studio 9 (Linux プラットフォーム) に含まれています。OpenMotif 2.2 をお持ちの場合でも、必ずこのコンポーネントをインストールしてください (X-Designer は、OpenMotif 2.2 では正しく動作しません)。
C. 新機能と変更された機能
この節では、X-Designer の新機能と変更された機能について説明します。
X-Designer 7.5 では、次の機能が追加または変更されています。
- 変換ウィジェット
「ウィジェット」メニューの新しい「Transform」オプションを使用すると、設定されているすべてのリソース、制約またはコールバックを維持しつつ、ウィジェットをグループ内の別のウィジェットに変更することができます。
- カスタム属性
X-Designer には、カスタム属性と呼ばれる独自のリソースを追加するためのメカニズムが用意されています。定義になるウィジェットにカスタム属性が追加された場合、カスタム属性は定義のインスタンスにより継承されます。インスタンスに関しては、独立したダイアログでは、この属性に割り当てられた元の値をオーバーライドすることができます。
- リソース制限
定義を作成する際には、定義を行うユーザーがどのリソースを変更できるかを制限することができます。この機能は、事前に決定されたスタイルまたは動作の維持に役立ちます。
- スマートレイアウト
配置エディタには、スマートレイアウトボタンが追加されています。スマートパネルレイアウト、スマート ButtonBox レイアウト、および接続に対する絶対位置は、それぞれ、パネルの素早い配置、ButtonBox スタイルでの配置、および絶対位置からフォーム接続への変換を実現します。
- リソースのマスクの複数選択への拡張
ウィジェット階層で複数選択を使用することで、一度に任意の数のウィジェットに対してリソースのマスクのトグルを適用します。
- 「コールバック」ダイアログの「コード生成」オプション
コールバックに対して何を生成するかを選択します。選択肢には「すべて」、「レジスタのみ」、「スタブのみ」があります。
- XP グラフィックスツールキット
XP グラフィックスツールキットは、描画のためのインターフェイスクラスと、Java でモデル化されるツールキットプリミティブのセットから構成されています。これらのクラスによって、MotifXP ライブラリを使用して単一ソースのユーザーインタフェースコードを作成するのと同じ方法で、Motif と Microsoft Windows の両方に対する描画とイベントのソースコードの単一セットを作成することができます。
Sun[TM] WorkShop Visual 6.0 の後にリリースされた X-Designer 7.0 には、次の機能が追加されています。
- Sun Workshop Visual の新しい名前は、Forte Developer X-Designer です。
- Forte Developer X-Designer 7 は、Motif 2 がデフォルトですが、Motif 2 と Motif 1.2 両方のコードを生成できます。すべてのバージョンの Java と Swing がサポートされています。
- 「別名保存」ダイアログから XML を選択することで、デザインを XML として保存できます。Forte Developer X-Designer XML ファイルは、デザインとウィジェット階層の記述ファイルです。
- アクセス可能性
Forte Developer X-Designer を構成するすべてのツールは、完全にキーボードからアクセス可能で、ビジュアルインタフェースで扱うことができます。
Forte Developer X-Designer は、追加された ToolTip サポートを活用します。
- ツールチップヘルプ
Forte Developer X-Designer に付属するポータブルライブラリを使用すると、独自のデザインにあるウィジェット用のツールチップヘルプを追加できます。
- Forte Developer X-Designer には、次の新しい Motif 2 ウィジェットが組み込まれています。
コンボボックス コンテナ グラブシェル アイコンガジェット ノートブック プリントシェル セッションシェル 単純スピンボックス スピンボックスForte Developer X-Designer のクロスプラットフォーム機能と新しいウィジェットを併用できるように、新しいウィジェットは Java および MFC クラスにマッピングされています。
- Forte Developer X-Designer には、Motif 2 ノートブックに基づく設定済みのタブマネージャウィジェットが含まれています。
- リソースパネルは、タブマネージャウィジェットを活用するように変更されています。
D. ソフトウェアの修正点
現時点では新しい情報はありません。
E. 問題と回避策
この節では、ソフトウェアに関する既知の問題と、問題に対して取りうる回避策について説明します。現時点では新しい情報はありません。
更新については、開発者向けポータルの http://developers.sun.com/prodtech/cc/support_index.html を確認してください。
F. 制限と非互換性
この節では、システムなどのソフトウェアに関する制限と非互換性について説明します。現時点では新しい情報はありません。
Sun Studio 9 リリースの最新情報については、「Sun Studio 9 リリースノート (Solaris プラットフォーム)」、および「Sun Studio 9 リリースノート (Linux プラットフォーム)」を参照してください。これらのリリースノートは、http://docs.sun.com から入手可能です。リリースノートの情報は、すべての README ファイルの情報を更新および補足します。
G. ドキュメントの誤り
現時点では、判明している誤りはありません。
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