マニュアルページ xdesigner.1
名前
xdesigner - OSF/Motif ユーザーインタフェースの構築プログラム
形式
xdesigner [ -csepAKCSEulbarmRMFWXJ [ <コードファイル> ] ] [
-windows ] [ -f<入力ファイル> ] [ -xV ]
機能説明
xdesigner は、X および OSF/Motif 規格に準拠した、グラフィ カ
ル・ユーザーインタフェースの構築プログラムです。コード生成の
オプションが指定されているときには、xdesigner は対話的に動作
しないので、入力ファイル名を指定する必要があります。
オプション
-c <コードファイル> に C コードを生成します。 コー ド
ファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最後
に指定された C ファイルが使用されます。
-s <コードファイル> に C スタブを生成します。 コー ド
ファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最後
に指定されたスタブファイルが使用されます。
-e <コードファイル> に C 外部宣言を生成します。コード
ファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最後
に指定された外部宣言ファイルが使用されます。
-p <コードファイル> に C ピックスマップを生成します。
コー ドファイルが指定されていない場合は、xdesigner
で最後に指定されたピックスマップファイルが使用され
ます。
-A ANSI C コードを生成します。デザインファイルでの 設
定内容は無効になります。
-K K&R の C コードを生成します。デザインファイルで の
設定内容は無効になります。
-C <コードファイル> に C ++ ソースコードを生 成 し ま
す。 コー ド ファ イ ル が指定されていない場合は、
xdesigner で最後に指定した C++ ファイルが使用さ れ
ます。
-S <コードファイル> に C ++ スタブを生成します。 コー
ドファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最
後に指定された C++ スタブファイルが使用されます。
-E <コードファイル> に C ++ 外部変数・関数を生成し ま
す。 コー ド ファ イ ル が指定されていない場合は、
xdesigner で最後に指定された C++ 外部宣言ファイ ル
が使用されます。
-u <コードファイル> に UIL コードを生成します。コード
ファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最後
に指定された UIL ファイルが使用されます。
-l <コードファイル> に UIL の C コードを生成しま す。
コー ドファイルが指定されていない場合は、xdesigner
で最後に指定された UIL ファイルの C コードが使用さ
れます。
-b <コードファイル> に UIL スタブを生成します。コード
ファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最後
に指定された UIL ファイルのスタブが使用されます。
-a <コードファイル> に UIL ピックスマップを生成 し ま
す。 コー ド ファ イ ル が指定されていない場合は、
xdesigner で最後に指定された UIL ファイルのピッ ク
スマップが使用されます。
-r <コードファイル> に X デフォルトを生成します。コー
ドファイルが指定されていない場合は、xdesigner で最
後に指定された X デフォルトファイルが使用 さ れ ま
す。
-m <コードファイル>にメークファイルを生成 し ま す。
コー ドファイルが指定されていない場合は、xdesigner
で最後に指定されたメークファイルが使用されます。
-R Microsoft Windows 様式のリソースファイルを生成しま
す。
-M Motif 様式の C++ コードを生成します。
-F Motif XP 様式の C++ コードを生成します。
-W Microsoft Windows MFC (Microsoft Foundation Class)
様式の C++ コードを生成します。
-J 指定されたディレクトリに Java(tm) コードを生成しま
す。
-X -r と同じ機能です。
-L ユーザー独自のカラーマップを使用します。この オ プ
ションは、多くの色を使用したアプリケーションをすで
に使用している場合に便利です。このオプションを使用
すると、マウスポインタをウィンドウからウィンドウへ
移動する際に、色が瞬間的に変化することがあります。
-windows xdesigner を Windows モードで起動します。
-f<入力ファイル>
入力ファイルを指定します。デフォルトの <コードファ
イル> と混同しないように注意してください。
-x オプションの一覧を出力します。
-V バージョン番号を出力して、終了します。
環境変数
xdesigner の動作は、xdesigner 固有の環境変数によって異なりま
す。
3 つの重要な X 環境変数に xdesigner 固有のディレクトリパスを
追加します。これによって、追加前の古いファイルが誤って使用さ
れることは防止されますが、デフォルトの X リソー ス、 ビッ ト
マップなどの設定を変更することができなくなります。デフォルト
設定を変更するには、以下の 3 つの拡張パス環境変数を使用し て
ください。
XD_XFILESEARCHPATH
$XDROOT/lib/locale/$LANG/app-defaults の 後 で、
XFILESEARCHPATH に追加されます。
XD_XBMLANGPATH
$XDROOT/bitmaps の後で、XBMLANGPATH に追加されます。
XD_XNLSPATH
$XDROOT/nls の後で、XNLSPATH (または、これに代わって イ
ンストール時に設定された構成) に追加されます。
デフォルトでは、xdesigner はアイコンには最低限の色しか使用し
ないため、アイコンをモノクロのディスプレイで表示することがで
きます。ただし、カラーディスプレイでフルカラーのアイコンを表
示 したい場合は、環境変数 XD_ICONS を color_icons に設定する
必要があります (デフォルトは bitmaps)。逆にデフォルトのモ ノ
クロアイコンを表示したい場合は、環境変数 XD_ICONS を default
に設定してください。
ファイル
$XDROOT - インストールのベースディレクトリ
$XDROOT/bitmaps - 標準ビットマップ
$XDROOT/color_icons - フルカラーアイコンのビットマップ
$XDROOT/lib/locale/ロケール名/app-defaults - X リソースファイル
$XDROOT/bin - 実行可能バイナリのディレクトリ (PATH に追加する)
$XDROOT/demos - デモ用プロラムなど
著者
Imperial Software Technology Ltd.