巨大なシステムをセットアップする場合などに見ておくべき情報は、 他にもたくさんあります。例えばニュース、 一般のインターネットプロバイダなどです。 以下のニュースグループにおける FAQ も役に立ちます。
特に面白いグループとしては、以下のようなものがあります。
ほとんどのニュースグループには対応する FAQ が存在し、その名の通り、 ほとんどの質問に答えてくれるでしょう。 最新のバージョンは定期的にそのニュースグループにポストされるはずです。 ニューススプールになかった場合は FAQ main archive FTP site を見てみましょう。 WWW 版も FAQ main archive WWW site から見ることができます。
FAQ によっては独自のホームサイトが用意されているものもあります。 この文書に関連するものとしては以下を挙げておきます。
これは主に開発者向けの、ノイズ発言の少ないチャンネルです。
ここに質問をする前には 2 回考えなおしてみること。
ノイズは開発を遅らせてしまうからです。
関連したリストとしては linux-raid
, linux-scsi
, linux-ext2fs
などがあります。
このような非常に有用なメーリングリストが、
vger.rutgers.edu
サーバにはたくさんあります。
しかしここは非常に負荷が高くなっているので、ミラーを探してみましょう。
いくつかのリストが
The Redhat Home Page
でミラーされています。多くのリストは
kernelnotes.org
でもアクセスできます。
この web サイトにある他のページも有用な情報の宝の山です。
利用できるリストについてもっと知りたい場合は、
lists
という一行を書いたメッセージを
vger.rutgers.edu のリストサーバ
majordomo@vger.rutgers.edu
に送ってください。メールサーバの使い方がわからない場合は、このアドレスに
help
とだけ書いて送ってください。
このサーバは人気が高いので、返事が来るまでには多少時間がかかるかもしれません。
また subscribe
コマンドを送ってからメールが配信されるまでにも、
同じように時間がかかるかもしれません。
majordomo のリストサーバには、他にも面白いものがあります。 たとえば EATA driver list ( linux-eata@mail.uni-mainz.de) や Intelligent IO list ( linux-i2o@dpt.com) などが挙げられるでしょう。
メーリングリストというものは常に流動的ですが、 多くの興味深いリストが Linux Documentation Homepage からリンクされています。
これらは、ユーザが背景知識を得るための出発点となることを意図して
書かれている文書です。特定の問題に関する解答を示すこともあります。
関連する HOWTO としては Bootdisk
, Installation
, SCSI
,
UMSDOS
などがあります。これらのメインサイトは、
LDP アーカイブ
です。
DPT RAID システムの設定を扱う新しい HOWTO も公開されました。 DPT RAID HOWTO homepage をチェックしてみましょう。
HOWTO に比べ少々小さな文書で、テキスト形式で書かれていることも
多いです。関連する mini-HOWTO 文書としては、
Backup-With-MSDOS
, Diskless
, LILO
, Large Disk
Linux+DOS+Win95+OS2
, Linux+OS2+DOS
, Linux+Win95
,
NFS-Root
, Win95+Win+Linux
, ZIP Drive
などが挙げられます。これらは HOWTO と同じところから入手できます。
通常は mini
というサブディレクトリに置かれています。
これらは近い将来には SGML に変換され、 mini のつかない HOWTO に
なる予定です。
Linux Large IDE mini-HOWTO
は古いので、もう正しくありません。
代わりに
/usr/src/linux/drivers/block/README.ide
または
/usr/src/linux/Documentation/ide.txt
を読みましょう。
訳注: 以上の HOWTO, mini-HOWTO 文書のいくつかは、 JF プロジェクト より日本語訳が入手できます。
Linux のほとんどのディストリビューションには、すでに文書ディレクトリが 存在しているはずです。 /usr/doc を見てみましょう。ほとんどのパッケージが、 主要な文書や README ファイルなどをこのディレクトリ以下に配置しています。 ここの /usr/doc/HOWTO には整形済みの HOWTO があるはずですし、 /usr/doc/HOWTO/mini にはプレインテキストの文書があるはずです。
これまでに紹介してきた設定ファイルの多くは
/etc
ディレクトリにあります。特に作業する必要がありそうなのは
/etc/fstab
ファイルでしょう。これはパーティションのマウント情報を扱います。
また md
を用いて RAID を設定するには
/etc/mdtab
ファイルを使います。
/usr/src/linux 以下のカーネルソースは、もちろん究極のドキュメントです。 別の言い方をしましょうか。 「ルークよ、ソースを使え (use the source, Luke)」 カーネルのアーカイブには、 ソースコード (とそれに付属する少なくとも最低限のコメント) だけでなく、 文書が置かれたディレクトリ /usr/src/linux/Documentation が含まれていることも紹介しておきましょう。 カーネルに関する質問をする前には、これらをまず読むことです。 あなた自身や、他の多くの人たちの時間を節約することになりますし、 恥をかかずにすむかもしれません。
システムのログファイル
/var/log/messages
も見ておきましょう。何が動作しているか、
特にブートがどのように行われているかがわかります
(スクリーンはスクロールアウトしちゃいますからね)。
別のウィンドウやスクリーンで tail -f /var/log/messages
すれば、システムに起こっていることを継続して監視できます。
/proc
ファイルシステムからも有用な情報が得られるでしょう。
ここは動作しているシステム内部へののぞき窓なのです。
ここにあるファイルを見るには more
ではなく cat
を使いましょう。
前者では、これらは大きさゼロのファイルとして扱われてしまうからです。
less
ならうまく見える、という報告もありました。
情報に満ちた web ページは山ほどあります。 その性質上、 web ページは頻繁に変わるので、 ここに書いたリンクが古くなっていてもどうかあまり驚かないでください。
よい出発点は、もちろん Linux Documentation Homepage. でしょう。ここは文書やプロジェクトのページ、 その他諸々に関する情報の中心です。
ext2fs
に関する詳細な情報が
http://step.polymtl.ca/~ldd/ext2fs/ext2fs_toc.html
から入手できます。
あらゆるディスクドライブやコントローラなどに関する仕様・情報は、 新しいものも古いものも The Ref から入手できます。ここには有用な情報が本当にたくさんあります。 まさに宝の山です。
他にも興味深いサイトがあったら筆者まで教えてください。
どこにもなければインターネットの検索エンジンを試してみましょう。 たくさん種類があり、それぞれ少しづつ機能が違っています。 これらをいかにフル活用するかに関しては、 この HOWTO の目的から外れていますので述べません。 Internet mini-HOWTO のトラブルシュートの章や、 Updated mini-HOWTO などをご覧ください。
助けを求めたい場合は、 comp.os.linux.setup ニュースグループが良いでしょう。 私自身は、多忙なためと、ネットワーク接続が遅いために、 このニュースグループはフォローできていません。 私に連絡したい場合は電子メールを使ってください。