属性とは、それが置かれたエレメントに追加情報を持たせることを可能に するものです。属性は、必ず「属性名と値」のペアが初期化ポインタで結ばれた形で 現れます。id="identification" は 属性の一例ですが、ここでは id が 属性で、identification が値です。
組み合わせと順序についてのルールを指定して、エレメント名とその属性とを 定義した文言の集合。カーソル位置のコンテキスト上で、あるエレメントを挿入でき るか否かを定義しているのが、DTD です。
DSSSL は、Document Style Semantics and Specification Language の略です。 ISO 標準 (ISO/IEC 10179:1996) となっています。DSSSL 規格は、SGML の文書スタイルシートページ のための言語として国際的に使用されています。
エレメントは、文書の階層構造を定義するものです。ほとんどのエレメントは、 開始タグと終了タグから成ります。そのタグの間に、文章の一部や、あるいは 文書全体が入ります。開始タグだけしかなく、コンテントを持たない空エレメント (empty element)というのもあります。
エンティティとは、ある名前によって(SGML 文書内で)参照できるようにされた 一部のデータについて、そのデータを指示する名称です。この指示は、文書中に文言と して書き込むことで有効になります。指示対象となるデータは、単純な文字列や複数の 編となる文章群でもよく、DTD の一連の文言でも構いません。 SGML 上でのエンティティには、パラメータエンティティ (parameter entity)、一般エンティティ(generic entity)、外部エンティティ (external entity)、内部エンティティ(internal entity)、データエンティティ (data entity)があります。
外部エンティティは、外部文書をポイントするものです。外部エンティティは、 SGML 文書の任意の位置にテキストを取り込みたい場合に使用 します。使い方としては、サンプルプログラムや法律上の注意書き、文書の一編など を取り込むことが考えられます。
"&" で始まりセミコロンで終わる名前で参照される エンティティは、一般エンティティです。ほとんどの場合、このタイプのエンティティ は、文書上で使用され、DTD 上では使用されません。 一般エンティティには、外部エンティティと内部エンティティの二種類があります。 どちらも、特殊文字や、もしくは、繰り返し利用されるセンテンス、名前、文書の 一編などを参照するものです。
内部エンティティは、テキストの一部を参照するためのもので、しばしば、 頻繁に利用されるテキストの一部のショートカットとして使われます。
DTD 上でよく使用されるエンティティ。このエンティティ 名は、パーセント記号 (%) で始まり、 セミコロンで終わります。
サイドバーや画像、表組、チャートなどのオブジェクトで、テキスト上において 決まった位置を持たない場合に、フロートと呼ばれます。印刷テキストの場合、 チャートは、ページの一番上か一番下に置かれます。大きすぎる際は、次のページに 渡って置かれます。
処理命令とは、文書成形ツールに渡されるコマンドのことです。処理命令は、 "<?" で始まります。この文書上で、HTML ファイルへの変換の際に 出力ファイル名を指定するために使用されているコマンドの一例として、次のような ものがあります。 <?dbhtml filename="file.html">
汎用マークアップ言語規約(Standard Generalized Markup Language)。これは、使用されるプラットフォームに依存しない、 マークアップシステムを使った電子文書作成のためのルールを規定する国際標準 (ISO8879) でもあります。
"<" と ">" マークに挟まれた SGML エレメントのこと。タグは、文書の意味や構造をマークするために 使用されます。タグの一例としては、タイトルの開始をマークするための <title> があります。
eXtensible Markup Language. インターネットでの利用のために特別に作成 された SGML のサブ・プロダクト。
XML Style Language. XSL と XML 文書との関係は、DSSSL と SGML 文書の 関係と同じです。実際、このスタイルは、文書としての XML そのものです。