getty
とは、仮想端末やテキスト端末あるいはモデムといったシリアルデ
バイス経由でログインするために必要なプログラムである。それがログインプロンプ
トを表示する。ユーザ名を打ち込むと、getty
はそれを login
に手渡し、そのプログラムがパスワードを尋ね、それをチェックした上で、ユーザが
シェルを使えるようにする。
多くの getty
プログラムが入手可能である。Red Hat を含むいくつかの
ディストリビューションは、仮想端末だけで動作する mingetty
と呼ばれる
非常に小さなプログラムを使っている。
login
プログラムは、util-linux
パッケージの一部で、そのパッ
ケージにはagetty
と呼ばれる快適に動く getty
の一種が含まれ
ている。
そのパッケージには、また mkswap
, fdisk
, passwd
,
kill
, setterm
, mount
, swapon
,
rdev
, renice
, more
などなどが含まれている。
ログインプロンプトと一緒に画面上部に表示されるメッセージは、/etc/issue
から来ている。getty
は、通常 /etc/inittab
から起動さ
れる。login
は、/etc/passwd
でユーザの詳細をチェックする
が、シャドーパスワードを使っている場合は、/etc/shadow
を
チェックする。
/etc/passwd
ファイルを自分の手で作ること。パスワード部分は無し(null)
にしておいて、ログオンしてから passwd
プログラムで書き換えてもよい。
そのマニュアルページを見ること。その際、passwd
プログラムのマニュア
ルページではなく、そのファイルについてのマニュアルである
man 5 passwd
を使うこと。