partd は新しい OS のための容量の確保,ディスク割り当ての再編成, ハードディスク間でのデータのコピー,それから「ディスクのイメージング」 ――インストール済みの状態をたくさんのコンピュータに複製すること―― に便利です.
partd は以下の操作に対応しています:
ファイルシステム 検出 作成 サイズ変更 コピー チェック ext2 * * *1 *2 *3 fat * * *4 *4 * linux-swap * * * * *
注意:
(1) パーティションの先頭部分は ext2 のままでなければなりません.
(2) コピー先のパーティションの大きさはコピー元のサイズよりも大きくなけ れば(またはちょうど同じサイズでなければ)なりません.
(3) ファイルシステムをオープンしたときに限定的なチェックが行われます. 現時点ではチェックしか行いません. ファイルシステムに何らかのエラー(一般には大部分のエラー)があれば,全て のコマンド(サイズ変更を含む)は安全にエラー終了し,ファイルシステムは無 傷のまま残ります.
(4) サイズ変更やコピーを行った後の新しいパーティションのサイズは, クラスタサイズの制限を受けます(主に FAT16 が影響されます). これは読者の皆さんが考えているよりも深刻な問題です.というのも, クラスタサイズは選べないからです(これは Windows のバグですが,他の OS を使っていても Windows との互換性は保っておきたいでしょう?).
したがって実際には,パーティションを縮めることはいつでもできますが (partd はクラスタサイズの縮小ができます),パーティションを希望のサイズ に広げることはできないかもしれません.FAT32 を使うことに問題がなければ, いつでもパーティションを希望のサイズに広げることができます.
まとめると,パーティションの縮小は必ずできます.何らかの理由で FAT32 を使えないのであれば,パーティションの拡大ができるとは限りません.
筆者は Intel x86 のマシンしか使っていないので,情報提供は 大歓迎です(x86 じゃないマシンを私にくださってもかまいません ;-)). 役に立つ情報をお持ちであれば,ぜひ 筆者にメールをください.
(執筆予定)
(執筆予定)
UnixWare VTOC (Volume Table Of Contents)は ディスクのパーティションを 16 個の論理パーティションに分割します. Linux カーネルは UnixWare VTOC に対応していますが, "UnixWare slices support (EXPERIMENTAL)" を有効にしてカーネルを 再コンパイルしなければなりません.UnixWare のディスクラベルを読む 別の方法としては,prtvtoc(1) を GNU に移植したものがあります. このコマンドは vxtools に入っています.
(執筆予定)
(執筆予定)
Linux 用の実装は以下の場所から入手できます:
Veritas ボリュームマネージャに関する詳しい情報については http://www.veritas.com/ を見てください.
VxFS (Veritas Journaling Filesystem) も参考にし てください.
論理ボリュームマネージャは OS/2 WarpServer 5 でも利用できます.この LVM を使うとユーザは複数のディスク/パーティション上にリニアボリューム を作成できます.OS/2 の LVM は IBM AIX の LVM と互換であると言っている 人もいます.
StackVM は CrosStor 製のボリュームマネージャです.StackVM を使うと, システム管理者は複数の物理ディスクスライスをひとつの論理デバイスに まとめることができます.このデバイスは vdisk と呼ばれます.vdisk とい うのはvirtual disk(仮想ディスク)を略したものです. 複数の物理ディスクをくっつけると,ひとつの大きなディスクや RAID 0 (ストライプ), RAID 1 (ミラー), RAID 4, RAID 5 を作れます.ひとつの ディスクパーティションを作るだけでなく,これを複数の単純な vdisk に 再分割することもできます.詳しい情報については CrosStor の ホームページ http://www.crosstor.com/ を見てください.
NetWare ボリュームは NWFS-386 ファイルシステムで使われています.