付録 C. Red Hat Linuxインストール時のトラブルシューティング

この付録では、ユーザーが遭遇する一般的なインストール時の問題を 説明して、それらの問題への解決を提案します。

Red Hat Linuxをブートできない

システムにシグナル 11 エラーが表示される

インストールの途中で致命的なシグナル 11 エラーが出た場合、多分システム バス上のメモリーでのハードウェアエラーによるものと思われます。メモリ内の ハードウェアエラーは実行可能ファイル内の問題、又はシステムのハードウェアの 問題に起因している可能性があります。他のオペレーティングシステムと同様に、 Red Hat Linuxはシステムのハードウェア上にそのデマンドを配置します。他のオペレーティング システムで正常に動作している場合でも、このハードウェアの一部がデマンドに対応 出来ないこともあります。

Red Hatから最新のインストールディスク及び、補足ブートディスクを 入手できるかどうか確認して下さい。更により最新のバージョンが 利用できるかどうかを オンラインerrataで確認して下さい。最新の イメージでもまだ失敗する場合は、多分、ハードウェアの問題でしょう。 通常、これらのエラーはメモリの中、あるいはCPU-キャッシュの中の 問題です。このエラーの有効な判断法は、 BIOSでCPU-キャッシュを 停止してみることです。また、マザーボード上でメモリを入れ換えてみて、 問題がそのスロットか、メモリ自体に関係しているか判定します。

シグナル 11 エラーに関する詳細は、 http://www.bitwizard.nl/sig11/で 御覧下さい。

ネットワークブートディスクからブート出来ない

作成したネットワークブートディスクから正常にブート出来ない問題がある場合は、 そのブートディスクを更新する必要があると思われます。

更新されたディスクイメージを確認する為に、オンラインで errataをチェックして、(利用可能なら) そこに準備されている指示に従って ユーザーのシステム用に新しいブートディスクを作成して下さい。