Sambaの設定

 Sambaは、/etc/samba/smb.conf を設定ファイルとして使用します。この設定ファイルを変更した場合、コマンド service smb restart を使ってSambaのデーモンを再起動するまで、変更内容は有効になりません。

 Red Hat Linuxの7.1内のデフォルト設定ファイル( smb.conf )を使用した場合、同じユーザー名とパスワードを使ってログインしたら、そのユーザーは自分のLinuxのホームディレクトリをWindowsマシン上のSamba共有として表示することができます。また、Red Hat Linuxシステム用に設定したプリンタをSamba共有プリンタとして共有することもできます。言い換えれば、Red Hat Linuxシステムにプリンタを接続し、ネットワーク上のWindowsマシンからそのプリンタに出力することができます。

 Windowsワークグループと説明ストリングを指定するには、smb.conf ファイル内の次の行を編集します。
workgroup = WORKGROUPNAME
server string = BRIEF COMMENT ABOUT SERVER
WORKGROUPNAMEには、このマシンが属するWindowsワークグループの名前を指定します。BRIEF COMMENT ABOUT SERVER はオプションで、Sambaシステムに関するWindowsのコメントを入力できます。

 Linuxシステム上にSamba共有ディレクトリを作成するには(ニーズやシステムに合うようにファイルを編集した後で) smb.conf ファイルに次のセクションを追加します。
[sharename]
comment = Insert a comment here
path =/home/share/
valid users = tfox carole
public = no
writable = yes
printable = no
create mask = 0765
 上記の例では、tfoxとcaroleというユーザーが、SambaクライアントからSambaサーバー上のserverディレクトリ /home/share に対し読み取りと書き込みを行うことができます。