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9. トラブルシューティング

初めてリモート X アプリケーションを実行しようとしても、 大抵はそのままでは動作しません。 以下2〜3のエラーメッセージ、原因、解決方法を挙げます。

xterm Xt error: Can't open display:

DISPLAY 環境変数がなく、またアプリケーションに -display フラグも 指定していません。アプリケーションは空の文字列を想定しますが、構文上無効です。 この解決には、DISPLAY 環境変数を正しく設定しておきます (シェルによって setenvexport のどちちらかを使います)。

_X11TransSocketINETConnect: Can't connect: errno = 101
xterm Xt error: Can't open display: love.dial.xs4all.nl:0

エラー 101 は "Network is unreachable" です。アプリケーションは サーバにネットワーク接続できません。DISPLAY の設定が 正しいかどうかと、サーバマシンにクライアントから到達できるかどうか (サーバに ログインした後、クライアントに telnet してみるなど) を確認してください。

_X11TransSocketINETConnect: Can't connect: errno = 111
xterm Xt error: Can't open display: love.dial.xs4all.nl:0

エラー 111 は "Connection refused" です。接続しようと しているサーバマシンには到達しますが、指定したサーバがありません。 ホスト名とディスプレイ番号を正しく使っているか確認してください。

Xlib: connection to ":0.0" refused by server
Xlib: Client is not authorized to connect to Server
xterm Xt error: Can't open display: love.dial.xs4all.nl:0.0

クライアントはサーバに接続を作れましたが、サーバは (認証されていない) クライアントがディスプレイを使うことを許しません。 正しいマジッククッキーをクライアントに転送し、その期限が切れていないか (新しいセッションを開始する時、サーバは新しいクッキーを使います) 確認してください。


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