DocBook では、テキストをマークアップ(markup)する一連の便利なマークアップ エレメント(element)を定義して、テキストをいろいろな異なるフォーマットに変換で きるようにしています。
DocBook を使うと、HTML や XML, RTF, TeX その他の異なるフォーマット の文書を生成できます。
これは、つまり、DocBook で文書を作成しておけば、可能な限り最大多数の ひとたちに情報を伝えることができるということです。
適切に保管されていないデジタル情報は、いざという時に見つからなかったり するものです。(バイナリフォーマットのような)通常とは異なる文字は含まれて いないので、SGML ないし DocBook で書かれた文書 なら、直接索引付けや検索をすることができます。
SGML システムでは、マークアップ(markup)を使って、文書 を記述しています。DocBook には 300 以上のマークアップ・エレメント(element)があ り、個々のエレメントにいくつかの属性があり、属性がいくつかの値を取ります。これ らをどう活用するかは、作者が使う文書のスタイルによって決まります。
DocBook の定義ファイルである DTD に少しでも変更を 加えると、それはもう DocBook ではなくなることを忘れないでください。