次のページ 前のページ 目次へ

7. インストールの第一段階: 簡単な方法

EIDE/ATAPI CDROM (現在これらはごく普通のものですが)をお使いなら、 CD-ROM から起動できるようになっているかどうかを確認するため、お使いの マシンの BIOS 設定をチェックします。1997年の半ば以降に作られたほとんど のマシンはそうできるようになっています。お使いのマシンがそうな ら、CD-ROM から起動するように設定を変更します。 この項目はたいてい BIOS 設定メニューの 'BIOS FEATURES' というサブメニューにあります。それからインストール CD-ROM を セットします。再起動、これでインストールが開始です。 SCSI CD-ROM をお使いなら、たいていはそこからも起動することができますが、 多少マザーボードと BIOS に依存します。SCSI CD-ROM ドライブに余分の出資 をするぐらいによくご存じの方なら、そのへんもご存じでしょう。

7.1 インストールの第一段階: CD-ROM から起動できない場合

  1. インストール用フロッピーを作成する。
  2. CD-ROM にアクセスできるようにするためフロッピーから インストール用 mini-Linux を起動する。

7.2 インストールを続行する

  1. Linux のファイルシステムを準備する。(先にディスクのパーティショ ンテーブルを編集していないなら、あなたは今この段階にいます。)
  2. CD-ROM から Linux の基本部分をインストールする。
  3. ハードディスクから Linux を起動する。
  4. (必要に応じて) CD-ROM からさらにパッケージをインストールする。

7.3 インストールキットの基本部分

インストール可能なディストリビューションの基本的な部分は次のような ものです。

問題は、ハードウェアのドライバが変なふうにぶつかりあってい る場合があることです。そして、お使いのシステムについてハードウェアの問 題をデバッグするかわりに、あなたが使用可能にしたいドライバのみが入った ブートフロッピーを使うほうが簡単です (あなたのカーネルが小さくなるという ナイスな副作用もあります)。

MS-DOS システムから、ブートフロッピーやルートフロッピーを作ろうと考えているなら、 RAWRITE.EXE だけが必要です。その代わりにフロッピードライブのある UNIX のワークステーションにアクセスできるなら、`dd'コマンドやベンダーが用意 したスクリプトを使ってフロッピーを作成できます。dd(1) については man ページを見るか、あなたの近くにいる UNIX の達人に尋ねてください。


次のページ 前のページ 目次へ