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1. はじめに

この Printing HOWTO はあなたの Linux Box で印刷サービスを設定するために 必要となるような情報全てを含んでいるはずです。人生がそうであるように、 マイクロソフトやアップルのクリックひとつだけですむ世界よりも多少難しい でしょうが、その分だけ柔軟性があり、大中規模の LAN(large LANs) の管理者に とっては確実に簡単であるはずです。

このドキュメントはほとんどの人は前半部分ぐらいを読むだけで済むように 構成されています。多くのより分かりにくく、また状況に依存した (situation-dependant) 情報は後半部分にあり、簡単に目次から探すことができ ますが、多くの方は 9 章や 10 章の情報が必要となるでしょう。

ご存じの通りバージョン 3.x(このドキュメントのバージョンの事)は完全に書き 直されましたので、前の版からの情報の多くは無くなりました。これは、以前の HOWTO は非常に大きく、印刷すると 60 ページにも及び、まるで死んだ亀の生涯を語るような 長い長いお話になってしまったために意図的に行いました。 このドキュメントから答えを見つけられなかった場合、a) Printing HOWTO Home Page にある以前のバージョンを調べ、b) このドキュメントにあるべきものが抜けていることを 私に教えてください。

Printing HOWTO Home Page は最新版のドキュメントを見つ けるのに良い場所ではありますが、当然 Metalab (metalab.unc.edu) や近 くの LDP ミラーサイトからも配布されます。

1.1 History

この文章は 3 世代目(つまり 3 回目の大改訂)の Printing HOWTO です。 PHT(Printing HowTo) の歴史はこのように綴られる。

  1. comp.os.linux での印刷に関する非常に多くの質問への回答として、 1992 年に printing-howto を書いて投稿しました。これは HOWTO プロジェクト 発足よりも数ヶ月前だったため、`howto' と呼ばれる最初の FAQ パンフレット (FAQlet)となりました。この版は単なるテキストファイル(plain ASCII)でした。
  2. HOWTO プロジェクトに参加後、Printing-HOWTO は Brian McCauley <B.A.McCauley@bham.ac.uk> の Lpd FAQ とマージされました。私たち は 2 年ほど、協力して PHT の共同執筆を行いました。いくつかは Karl Auer <Karl.Auer@anu.edu.au> の物も取り入れました。この時の PHT は TeXinfo で書かれていましたが、PS, HTML, ASCII, そして Info 形式でも入手 できました。
  3. PHT はその後 1 年以上も放置されて痛んで腐ってしまい、その後他の人 に文書のメンテナンスを引き継ぐことにも失敗した後、改定の話が持ち上 がりました。現在の PHT は LinuxDoc DTD と SGML-Tools-1 パッケージを使用 して SGML で書かれています。バージョン 3.27 からは、扱いやすいプリンタ (companion printer)のサポートデータベースの要約(summary)が含まれています。 3.27 より以前はこの HOWTO に、プリンタ互換性リスト(compatibility list)はありませんでした(!)。

1.2 Copyright

This document is Copyright (c) 1992-1999 by Grant Taylor. Feel free to copy and redistribute this document according to the terms of the GNU General Public License, revision 2 or later.

(訳注: 読者の利便を考え日本語訳をしますが、原文の Copyright が優先します)

このドキュメントは、Grant Taylor が著作権を有します((c) 1992-1999)。 GNU General Public License revision 2(GPL2) 以降に従う限り自由に このドキュメントをコピー及び再配布を行っても構いません。


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