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例えばあなたが 1024 シリンダを超えるディスクを持っているとしましょう。
その上あなたがディスク I/O のために古い INT13 BIOS インターフェースを使う
OS を持っているとしましょう。
これは問題です。
なぜなら、このインターフェースは I/O 動作時のシリンダ指定に
10 ビットのフィールドを使うので、
1024 番以降のシリンダにはアクセスできないのです。
(訳注: 2^10 = 1024)
幸い、Linux は BIOS を使いませんので問題ありません。
まぁ、次の二点を除いてですが。
- システム起動時には Linux はまだ稼動していませんので、
BIOS 問題から逃げられません。
これは LILO やそれに類するブートローダにとって問題になります。
- 複数の OS で一つのディスクを使いまわす場合、
どこにパーティションがあるのか、
それぞれの OS がしっかり把握していなければなりません。
言い換えると、Linux と DOS を一つのディスク上で使用する場合、
両者は同じ方法でパーティションテーブルを解釈する必要があります。
これは Linux カーネルと
fdisk
にとって問題になります。
以下に、関連する問題の詳細を示します。
なお、私はカーネルのバージョン2.0.8 を参照しています。
他のバージョンでは少し違うかもしれません。
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