HOWTO に画像を入れようと思っている場合、LinuxDoc では画像のサポートは ありませんでしたが、DocBook なら可能です。次に、HOWTO に画像を入れる方法の 一例を紹介します。
<figure> <title>LyX screen shot</title> <mediaobject> <imageobject> <imagedata fileref="lyx_screenshot.eps" format="eps"> </imageobject> <imageobject> <imagedata fileref="lyx_screenshot.jpg" format="jpg"> </imageobject> <textobject> <phrase>Screen shot of the LyX document processing program</phrase> </textobject> </mediaobject> </figure> |
上記は、<graphic> を使うよりも、 ふたつの理由ですぐれています。第一に、DocBook 5.0 では、<mediaobject> に移行するため、<graphic> は削除されます。それゆえ、今から 正しい方法で使い始めるほうがよいと思われます。第二に、<mediaobject> なら、出力形式に従って異なる複数のフォーマットの 画像を扱うことができます。上記の例で言うと、最初の <imageobject> は、DVI, PS, PDF といった TeX から生成されるフォーマット に利用される EPS (Encapsulated PostScript) 画像で、ふたつ目の <imageobject> は、ディスプレイ画面用、大部分は HTML 用の出力で利用される JPEG 画像です。<textobject> の部分は、出力が画像をサポートしていない場合 に表示されるものです(TXT)。<alt> タグの ようなものとお考えください。