ISDN ドライバの起動時引数の書式は以下の通りです:
icn=iobase,membase,icn_id1,icn_id2
ここで iobase
はカードの I/O ポートアドレスです。
membase
はカードの共有メモリアドレスです。
そして二つの icn_id
は、カードに固有に割り当てる ASCII
文字列識別子です。
起動時引数は以下の形式で整数の組を並べたものです:
pcbit=membase1,irq1[,membase2,irq2]
ここで、membaseN
は N 番目のカードの共有メモリの
ベースアドレスで、irqN
は N 番目のカードの割り込み設定です。
デフォルト値は IRQ が 5, membase 値が 0xD0000
です。
この ISDN ドライバは以下の形式の起動時引数を持ちます:
teles=iobase,irq,membase,protocol,teles_id
ここで iobase
は カードの I/O ポートアドレスです。
membase
はカードの共有メモリのベースアドレスです。
irq
はカードが使用する割り込み番号で、tels_id
は
一意な ASCII 文字列による識別子です。
DigiBoard ドライバはコンマで区切った 6 つの識別子または 整数を受け取ります。この 6 つの値を順に示します:
このカードを有効/無効にする カードのタイプ: PC/Xi(0), PC/Xe(1), PC/Xeve(2), PC/Xem(3) 代用ピン配置を有効/無効にする このカードのポート数 カードに設定されている I/O ポート(文字列識別子ならば16進単位) メモリウィンドウのベースアドレス(文字列識別子ならば16進単位)
正しい起動時引数の例を整数を使う場合と識別子の場合につ いて示します:
digi=E,PC/Xi,D,16,200,D0000 digi=1,0,0,16,512,851968
digi=
起動時引数が指定されない時には、ドライバはデフォルト動作と
して、I/O を 0x200
、 共有メモリの
ベースアドレスを 0xD0000
とします。自動検出は行われません。
詳細については linux/Documentation/digiboard.txt
ファイルを参照してください。
インストールしたそれぞれのカードに固有の I/O ポート値を割り当てること
により、4 枚までのボードに対応できます。
詳細については linux/Documentation/riscom8.txt
ファイルを参照してください。
このデバイスの起動時引数は以下の形式です:
baycom=modem,io,irq,options[,modem,io,irq,options]
modem=1 は、ser12 デバイスを持っていることを示し、modem=2 は、par96
デバイスを示します。options=0 は、ハードウェア DCD の使用を示し、
optons=1 はソフトウェア DCD の使用を示します。
io
および irq
は普通通り、I/O ポートのベースアドレスと
割り込み設定です。詳細な情報は
/linux/drivers/char/
ディレクトリの README.baycom
ファイルに書かれています。