条件制御を使えば、ある命令を実行をすべきかどうかの決定ができます。 そして、この決定は、式の評価によりなされます。
条件制御には、多くの形式があります。最も基本的な形式は、「if
条件式
then
実行文」 であり、この実行文は
条件式の評価が真であるときだけ実行されます。" 2 < 1
" というのは偽と評価される条件式であり、" 2 > 1
" というのは真と評価される条件式です。
また、条件制御は、「if
条件式 then
実行文1
else
実行文2
」という形式もとりま
す。ここでは、条件式が
真のとき実行文 1
が実行され、それ以外のときは実行文 2
が実行されます。
条件制御にはさらに別の形式もあります。「if
条件式1
then
実行文1
else if
条件式2
実行文
2
else
実行文3
」 です。この形式では、
"else if
条件式2
then
実行文2
" というのが加わっただけですが、これはもし条件式2
の評価が真
ならば実行文2
を実行するものです。
その他の部分については、読者の想像通りです。(これまでの形式をご覧ください)
構文に関してですが、
bash
で if
制御構造を使うときの基本は以下のようなものです。
if [条件式] then (if の条件が真だったときの)実行コード fi
#!/bin/bash
if [ "foo" = "foo" ]; then
echo expression evaluated as true
fi
ブレース [ ] 内の条件式が真であった場合、"then
" という
文字の後に、実行されるコードが書かれています。そしてその後に、条件制御に基づ
いて実行されるコードの終了を指示する "fi
" が置かれて
います。
#!/bin/bash
if [ "foo" = "foo" ]; then
echo expression evaluated as true
else
echo expression evaluated as false
fi
#!/bin/bash
T1="foo"
T2="bar"
if [ "$T1" = "$T2" ]; then
echo expression evaluated as true
else
echo expression evaluated as false
fi